【大衆食堂の人々】
2008/08/29(金) 05:57
イサム・ノグチ(続き)
『イサム・ノグチ庭園美術館』に行くと、”予約制”という慈悲のない文字。
途方に暮れる。
さらに、一週間に3回しか公開していないではないかい・・。
でも、私がたどり着いた土曜日3時は公開している時間じゃないですか!
これは、地べたに這っても、不法侵入してもハイラナケレバナラナイ・・。
でぇ、必死になって謎の建物周辺をウロウロしつつ、扉に手をあててみると、アクデハナイデスカ!!
そして、中に人。
「おー、お代官様がいた・・」と思った。
そこで、「新潟から来た」と本当のことをいいつつ、心の中で「”ニューギニアから来た”と言えばよかった」と思って反応を待つ。
相手は、残念そうな反応。
「今日は予約者が多いので、当日は無理ですね・・・・・」
ソコヲナントカ!と思っていると、「美術館の寄進者には例外がある」と申し訳なさそうに言うので、「あ、ソレナル、スグナル」と節操なく即答。
2000円の寄付をさせていただき、中にはいることができたのでした。
でぇ、見学した感想ですが・・。
この庭園美術館を何の基礎知識もなく見に来る人はいないでしょうから、一部のイサム・ノグチ好きが往来するだけの場。それを維持するのは大変だと現実的なことを考えてしまうほどに小さなたたずまい。そこに均衡を感じてしまいました。
この均衡は、彼が冷静で計算的な人としてもたらしたものではなく、彼の激しすぎる性格が導いたもの。激しさの向こうにこそ均衡ってあるんだなーと思いました。
ここのところ、少し厭世気分だったので、また激しくやってやろーと思いました。
坊主のようなことを言っている暇はありません。
【大衆食堂の人々】
2008/08/28(木) 05:50
イサム・ノグチ
徳島にいたので、さぬきウドンを食べに香川県へ向かう。
あの『UDON』という映画に憤慨したこともあり、さぬきウドン周辺によい印象はないけど、別にさぬきウドンに罪はないし、やっぱり食べたい。
東京のさぬきウドン屋と何も変わらないことはわかっていつつも行ってみる。
結論は、その通りで、別に関東で食べるさぬきウドンと変わらなかった(変わっていたら、そっちの方が大変だ)。
でぇ、「世の中は、こんなものよー」と空を見上げるなんてことはするわけもなく、香川県に来た意味を見いだせないでいたら、イサム・ノグチのいた牟礼が香川県にあったことを思い出す・・というか地図を見たら、”イサム”の字が目に飛び込んできて、「おおー、四国という理解しかなかったけれど、香川県だったんですかーぁ」とほくそ笑む。
「イサムがオレを読んでいる」と一人で勘違いをしつつ、牟礼に向かう。
イサム家が見れる・・・・・・・・というのは、私にとって僥倖。
というわけで、ダラダラと明日に続きます。
【苦しめTAROお仕事LIVE】
2008/08/27(水) 08:35
東販 日販 取次(1)
・・・・・今日はタイトルを検索エンジンにひかっかりやすいようなものにしておきます。
でぇ、本論。
この間、『夕刊フジ』の取材を受けました。
取材のテーマを簡単に言うと、「アスコムは倒産したのに、どうして出版に協力したの?」」というもの。
まー、協力して当然だと思いますが、世の中は、私が思っているよりも損得で動いているようです。
気づいている方は多いと思いますが、私と日垣さんの新刊は、紀伊国屋、丸善といった本屋さん以外ではまったく置いていません。
地方の方はアマゾン購入しか手がなく、一般の方々は本が出ていることさえ知らないはずです。
どうしてかといえば、取次がアスコム再建第一弾(?)の本の取り扱いを渋っているからです。
8月11日から少しマシになっているようですが(日販だけ)、状況はほとんど変わりません。
どうして、こういう人が困っている時に、石を投げるんでしょうかね?
取次の問題は、いろいろ語られているわけですが、こういう状況を見ると終わっているのがよくわかります。
そういうわけで、私の小さな小さな協力はあまり協力になっていないようですが、なんとかしたいなーと思ってみたりもします。
大好きな出版の世界です。
昔よく感じた本の匂い。最近はあまり感じませんが、あの匂いが自分を大人にしてくれたと思います。
そして、それを消してはいけないとも思います。
単に取次だけが悪いとは思いません。
こういうことになる原因はいろいろあるでしょうから・・。
一介のサラリーナンに“義”がわからなくなっているこの日本はダメになったなーと思うところが多いですけど、取次にご勤務の一人の人間が“義”を感じても何も動かない。むしろ、自分の組織を守る方向に動くのが当然でしょう。
でも、そのくだらなさ・・・・・。そういう気分が沸いてきます。
まだ、本を購入いただいていない方はぜひともご購入ください。
お願いします。
(「世界一利益に直結する「ウラ」経営学」amazonでの購入はこちら)
ハリーポッターのように取次を含むリスクを取りたがらない出版界にちょっとだけでも「失敗したなー」と思わせたいので、普段あまりお願いはしませんが、頭を深々と下げてお願いしたいと思います。
なお、タイトルに(1)と入っているのは、次回どこかで「TAROの逆襲」版として書こうと思っているからです。少し時間がかかりますが、こうご期待!!
【大衆食堂の人々】
2008/08/22(金) 05:56
オリンピック
オリンピックの季節と言うのは、自己アイデンティティーの確認の季節。
なぜかと言うと、あまり興味がない自分を確認する羽目になるから・・。
考えて見ると、最も個人的に盛り上がったオリンピックは、メキシコオリンピック。
単に、小学校低学年であったからテレビから流れるものに素直&開会式で日本選手団にメキシコの人たちが拍手をした(全大会が東京だったからと記憶している)という事実から盛り上がった。
しかし、誰が何のメダルを取ったかなどはまったく記憶なし。
後は、ミュヘンのバレーボール。アニメの力は偉大です。
それぞれの選手がガンバル姿は・・・的なことはごもっとも。
私もニュースを見るだけでも感動します。
でも、普段、柔道もレスリングも体操も、まして重量挙げもバトミントンも見たことはありません。
日本が勝てばいいじゃない・・というのもごもっとも。
否定する気はございません。
オリンピックの季節は、自己アイデンティティー確認の季節です。
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